炒土豆絲 / 炒土豆丝
chǎo tŭ dòu sī
じゃがいも千切りの炒め物
「炒」は「炒める」、「土豆」は「ジャガイモ」、「絲」は「千切り」、「細切り」
要するにじゃがいも千切りの炒め物。「拌土豆絲」
と一字違い。あちらと同じ意味で、こちらも中国東北地方起源の家庭料理という位置づけにあるようだ。なお、この写真では豚肉の細切りが入っているけれど
も、こういう肉類がなくても大丈夫。逆にピーマンなどの野菜を追加してもおいしい。
東北料理や北京料理のお店では必ずメニューに入っている定番料理。だいたいこの写真のように塩味をベースに、ちょっと酸味を付けているよう
だ。シンプルだけにクセになり、ついつい頼んでしまうが、じゃがいもなわけだからけっこうお腹がいっぱいになる。これを春餅で挟んで食べると、それだけで一食になってしまう。考えてみ
れば質素な食事だ。
「清炒土豆絲」で、この写真のように塩味のシンプルなものを特に指す。他のバリエーションとして、たとえばこの「食
譜大全网」というサイトでは「青椒炒土豆絲」、「土豆絲炒肉」、「素炒土豆絲」、「辣炒土豆絲」、「土豆絲炒雞蛋」などを挙げてい
る。
作り方・レシピ
これはシンプルなものでいいのなら、作るのは難しくない。
- じゃがいもを千切りにし、水にさらしておく。
- 塩コショウを基本に、酢を加えた調味料で、じゃがいもを炒める。
これにもうちょっと味を足すために、この写真のように唐辛子を使って辛みを加えるという方法がある。また、やはりこの写真のように少量の肉を加えて味を付
けるのもいい。アミノ酸の味がつく調味料を使うよりも、このように肉などの具で味を付ける方が私は好きだ。
これも
拌土豆丝と同様に、じゃがいもにはあまり火を通さず、しゃきしゃき感を残しておいたほうがいい。