毛血旺
máo xuè wàng
血入り鍋
「毛」は「生の」という意味、「血
旺」は「血豆腐」
写真は「知音食堂」のもので、メニューには「豚の血入り鍋」とあったのだが、ほんとうはアヒル(中国語だと「鴨」の字を使う)の血を使うのが普通らしい。
見た目からも明らかだが、四川料理である。
これは簡単に言えば「激辛モツ鍋」である。主役の「血旺」すなわち血豆腐はもちろんあるんだけど、それ以外にも正体不明のモツがたくさん入っていて、訳が
わからない。また、手前に見える四角いやつはランチョン・ミート。下の方には「水
煮肉片」と同じくモヤシが入っている。基本的に唐辛子は食べず、スープも飲まないとのこと。
見た目通りに暴力的な料理だ。こんなのの下から、おおざっぱな形に切られたセンマイの切れ端が出てきて、それになんか生臭いにおいが残ってたりすると、すごみを感じる。なんだかんだいって、日本のモツ料理って洗練されているよな、と改めて思うわけだ。