牙签羊肉
yá qiān yáng ròu
羊肉の串揚げ
「牙签」は爪楊枝。
写真は「永利」のもの。メニューには「ラム肉串揚げ」とあった。見て分かるようにクミンの味付け。杭州料理であるという記述を見かけるけれども、単に家庭料理としているところも多い。
「牙签」は爪楊枝のことで、丸ごとおおざっぱに鍋に放り込んで揚げて作るようだ。東北料理・延辺料理では、クミンを付けての串焼きが一般的だが、考えてみれば爪楊枝は焼くのには不向きである。
揚げるのは羊肉である必要はなく、インターネット上には豚肉や牛肉を使った料理を紹介しているサイトも多い。豚肉の場合は「牙签肉」、牛肉の場合は「牙签牛肉」となる。クミンをまぶし、ちょっと甘めの味付けをした上で揚げる。
写真では小皿にさらにクミンの粉末が供されているけれども、肉の表面が乾いているのであまり表面にくっつかない。また、「永利」では作り置きのものを出してきたので、肉は冷えていた。熱々の揚げたてを食べるようにした方がおいしそうな気もするのだが。
