皮蛋豆腐
pí dàn dòu fŭ
干豆腐
ピータン豆腐。
「皮蛋」はアヒルの卵を熟成させたもの。「松花蛋」とも。
ピータンを切って豆腐の上に載せ、辛めのソースを掛けたシンプルな冷菜。ネギ、ザーサイ、キュウリなどを載せる。
これは本来は豆腐をぐちゃぐちゃに潰してかき混ぜて食べるものらしい。たしかにこのままだと食べにくいから潰したものをスプーンですくって食べるのが合理
的である。日本式の冷奴でもいちどそういう食べ方を試してみたいと思いながらも、まだ実行していない。
逆
に、潰したピータン豆腐と、日本の冷奴式に潰さずに食べた場合の比較はいつもやっているわけだが、ほんと申し訳ないけど、私は潰さない方が好きである。と
いうか、最初から潰した状態で出てきたら疑問を抱かずに食べられるのだろうが、冷奴式に食べるという選択肢がある場合には、冷奴の食感が頭に先に浮かんで
しまい、そこから抜け出せないのである。まことに料理は脳で食べているんだな、と思う現象だ。
豆腐の上に味の強い食材を載せて食べるのは、冷奴のバリエーションにもいろいろとあるのに、日本人はなぜか豆腐を潰さないのが不思議だ。と思っているのは
実は私だけで他の日本人はけっこう潰しているのかもしれないけど。そういえば韓国料理でも豆腐をよく潰す。
作り方・レシピ
ピータンも豆腐も、食材を選ぶ以上のことはできないので、ソースをどのように作るが決め手となる。たぶんごま油が鍵となる。