主なお店の紹介
池袋西口には多数のネイティブっぽいにおいのする中国料理店がありますが、ここではその中で日本人が比較的入りやすいと思われるお店を中心に紹介します。
これらの店はランチ・タイムには「普通の中華料理」を安く出す傾向にありますので、どうせならランチ・メニューは避けて、一品料理を頼むことをお勧めしま
す。
中国東北料理
池袋西口に多数存在するのが、中国の東北地方の料理を出しているお店です。系統としては山東料理に属し(「中国八大料理」を
参照)、ロシア料理、朝鮮料理などの影響が入っています。
永利
北の方の「平和通り」沿いにある有名店。地図とレビューはこちらを参照。客には中国人が多いが、メディアで紹介されることも多いので、日本人客の率も高くなってきています。「池袋西口店」なるものもありますが、本店の方に行くことをお勧めします。
大宝
池袋郵便局前の交差点近くにある小さなお店。地図とレビューはこちらを
参照。狭いお店ですが、二階にもっと広いスペースがあるので、満員に見えてもいちおう入って尋ねてみるのがいいでしょう。「池袋北口店」なるものもありま
すが、本店の方に行くことをお勧めします。日本人客の比率は「永利」に比べると低く、雰囲気も(あまりいい意味でなく)雑然としていますが、おいしい料理
を食べられます。
四川料理
池袋には昔から「四
川飯店」が東武デパートの上にありましたが、最近では日本人の舌に合わせていないお店も見かけるようになりました。
知音食堂
池袋北口を出てすぐに見える「陽光食品店」の向こう側。地図とレビューはこちらを参照。以前は非常に入りにくく、「ディープな池袋」の象徴のような
店でしたが、日本人客が増えてからは
かなりおとなしくなりました。日本語も問題なく通じます。料理は、激辛系の煮込み
料理を中心に注文するのがいいでしょう。
楊 3号店
池袋郵便局前の交差点の向こう側、駅からはちょっと遠いところにあります。地図とレビューはこちらを参照。「ディープな池袋」が話題になる前から、本格的な四川料理を
食べられる店として知られていた「池袋店」は、駅からもうちょっと近い東京芸術劇場の向こう側にあるのですが、
立地条件、営業時間、スペースの問題から、初めての人はこちらにするのが無難でしょう。昔から本格的な「麻婆豆腐」と「担々麺」を出すことで有名でした。ここで紹
介している他の店と比べると、味付けの点を除けば、いい意味で「日本化」していて誰にでも入りやすいはずです。
延辺料理
中国東北料理のなかでも特に朝鮮族の影響が強い料理が「延辺料理」です。これはけっこう日本化が進んできた池袋西口の中国料理店のなかで、現時点でのフロ
ンティアといってよく、入りにくい店が多いです。朝鮮・韓国料理の影響があるため、そちらの方に慣れている人にはおなじみの料理もあるはず。
楽楽屋
池袋北口を出て、ホテルサンシティ池袋の向こう側の道をちょっと行ったところ。地図とレビューはこちらを参照。昔からある店なのに、依然として日本人率が異常に低いが、大
きくてきれいなお店なので延辺料理のお店のなかではこれでも安心して入れる部類に属します。延辺料理の特色である串焼きはお勧め。これを含めて料理全般は日本人の舌には合わない可能性が高いから、そのことを承知の上で雰囲気を楽しむつもりで行くのがよいでしょう。