木須肉 / 木须肉
mù xū ròu
Moo Shu Pork
豚肉とキクラゲと炒り卵の炒め
「木須」については下記を参照、「肉」が豚肉。
これは日本の中華料理店でも昔からよくある料理。山東料理の系統ということらしい。
この料理の語源と意味については、いろいろとややこしそうだ。Wikipediaの英語
のエントリに詳しい解説があるが、要するに、日本でよく使われている「木須肉」という表記よりも、同じ発音の「木樨肉」の方がオリジ
ナルかつ正統的である。「木樨」は、この字から想像できるようにキンモクセイ(中国語では「桂花」)のことで、炒り卵がキンモクセイの花のような色と形を
していることからこの名前になった、という。ただしこの前に「木犀肉」という表記があり、動物のサイを表す「犀」の字を避けたという経緯もあるとのこと。
では「木須肉」という表記は何なのかというと、アメリカに来た中国人たちが間違えた、面倒なので簡略化した、などの理由で発生した間違った表記である、と
いう。しかしそう言われても、「木须肉」という表記で、大陸中国発と思われるサイトが大量にヒットするのはたしかであり、この誤用がほんとにアメリカで始
まったのはかよくわからない。
もう1つの(誤っているとされる)呼び方に「苜蓿肉」がある(これも発音は同じ)。