尖椒干豆腐
jiān jiāo gān dòu fŭ
尖椒と干豆腐の炒め
「尖椒」
とはピーマンのような形をした「青唐辛子」。「干豆腐」
は「豆腐干」(繁体字で「乾」)とも呼ばれる固い豆腐。
炒め物なので「尖椒炒干豆腐」と書かれることもある。「干豆腐」を使った料理は中国全土で食べられているが、
吉林省のものが有名らしく、東北料理のお店に
はこの食材を使った料理がいろいろとある。
「尖椒」は日本では「青唐辛子」と呼ばれている。写真に見える青い野菜がそれであるが、本場のものよりも小さい。
インターネット上で「尖
椒干豆腐」の画像検索を行うと、もっと白い色の料理がたくさんヒットする。これは、この写真が四川料理店で撮ったものだからであり、
中国東北料理の範疇だと、尖椒の辛さをそのまま活かした味付けになる。
干豆腐は、私が東北料理を知ってから好きになった食材の一つ。いろいろな調理法で食べられる。固い保存食であり、お湯で戻してから使う。小
麦粉ベースの麺に似た食感でありながら、それ自体にタンパクの味がするという面白い食べ物だ。よくベジタリアンが豆腐を肉の代用にして
タンパクを摂ると言っているのがいまひとつ理解できなかったのだが、これのことを言っているのだとしたら納得できる。
作り方・レシピ
干豆腐は通販で買えるし、最近では中国料理の食材店でも買えるようになってきた。尖椒はなんだったらピーマンやししとうでもよく、辛みはこの写真にあるよ
うに赤唐辛子で付ければよい。この料理の主眼は「干豆腐のピリ辛炒め」ということにある。
干豆腐はお湯で戻す、というかお湯にさらしてから使うのがいい。メーカー・形態でいろんな商品が売られていて、それぞれ味も違うと思われるが、私はあまり
詳しくない。